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異議:中心性脊髄損傷等の医療調査(平成28年/併合8級→併合6級)

異議:中心性脊髄損傷等の医療調査(平成28年/併合8級→併合6級)

①僅かに高輝度所見が見られるか?というレベルの頸部MRI所見
②圧迫骨折
③胸腹部臓器の損傷
④その他

このような多発外傷の被害者に関して、過不足の無い医学的資料収集サポートを包括的にご依頼いただいた事案。早期着手であったため、腱反射や病的反射などの認定結果を大きく左右する重要な検査項目について医師面談を繰り返しながら慎重に医証確保を進める。内科、泌尿器科、整形外科等の複数の医療機関、全ての担当医に面談するなどして資料収集を進めた。結果、初回併合8級。この認定結果の中に一か所とても興味深い論点がありましたが守秘義務の関係で書けません・・・無念。弁護士の先生によると調査事務所の担当の方も強い興味を抱かれていたとのことでした。

整形外科に同行して被害者、ご家族とともに趣旨を説明し、追加のCT撮影や意見書作成等を依頼。理解を得る。より手堅くしようとポイントを絞って画像鑑定書を作成依頼、これを確保して調査終了。最終併合6級となったもの。画像鑑定が良い働きをしたと思います。

ちなみに個人的印象ですが画像鑑定は主役ではなく脇役として使うと有効ですね。画像鑑定書を主役、例えばホットケーキとして使うには弱いけれど、主治医の診断書を主役のホットケーキとして、画像鑑定は主役を支えるバターやシロップとして使った場合に最大の効果を発揮する気がします。

obaisa