調査実績

尺骨神経障害等の医療調査(平成27年/併合12級)

尺骨神経障害等の医療調査(平成27年/併合12級)

尺骨神経損傷後の神経症状について調査した事案(可動域角度は懸命なリハビリにより回復)。自覚症状の一貫性を明らかにする資料類の収集(カルテや独自の照会文書)や、神経電動速度等の電気生理学的検査結果や鷲手変形(CLAWHAND)その他の神経学的異常所見について、病院同行による医証化補佐を行った。結果、尺骨神経障害について12級13号認定。その他、傷跡等について14級も認められたため併合12級となったもの。

神経症状の事案で最も重要なことは、症状の一貫性。この連続を否定する医療記録の有無が結果を大きく左右する。次いで、器質的損傷の証明、補助的に、自覚症状や損傷状況に一致する各種の検査所見を準備していく。この順番を誤解していると非該当一直線となる。

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