調査実績

PTSDの医療調査(平成26年/12級13号)

PTSDの医療調査(平成26年/12級13号)

PTSDは、脳の器質的損傷を伴わない精神障害(非器質性精神障害)として自賠責保険専門部会の審議により後遺障害の認定を判断されます。事実証明のポイントは、過不足の無い医証収集は当然として、そのほかに

①受傷機転・事故状況の詳細資料
②一貫した自覚症状の訴えと通院実績
(これは「結果的にそうなるもの」であってポイントと言っても何かできる部分ではありませんが)
③残存症状の詳細な資料
(徹底的に取材して資料化する必要があります)

あたりになるでしょうか。単純な追突事故を契機としてPTSDのような症状を訴える方も多いですが、そのような類型は基本的にはPTSD認定の対象では無いと考えた方が無難です(ただし例外を1例だけ見たことがありますので絶対とは言えません)。徹底的に力を込めて調査しないとなかなか器質的損傷無しで12級以上の認定はハードルが高いです。本件も全力で調査しました。詳細は伏せますが、『霊媒師を紹介して欲しい』 からはじまったこの事案は、私にとっても非常に懐かしく、感慨深いものがあります。

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